本当は優しさ。
レビー小体型の認知症のアカグチさん。
帰り際は、ベットに寝かせてお別れです。
今日は、手を全く放してくれません。
家族さんが放そうとしてくれますが、
どんどん引っ張る力が強くなります。
そして、
『危ない!!!』
と大きな声。
『早く逃げろ!!』
と教えてくれます。
思わず、ご家族さんと目を見合わせて
『大丈夫ですよ。うちに着きましたから』
『お父さん、家についたやん』
と笑顔で接しました。
すると、
笑い事やない!
本当に逃げろ!と。
そうですよね。
何かはわからないけど、私たちを助けようとしてくれる立派な優しい男性です。
私もまだまだ。
もう少し、演技力を身に着けなくては!と思いました。
※穴が見えていると、危ない!と急にスタッフを押したり、隠れろ!と腕を引っ張ったり、本人は助けるつもりでする行動。頭に入れておくのと知らないのでは違いますね。